さて、帰宅してみると、「ファルコン号」か・・・。
「FALCON(鷹・ハヤブサ)」と言えば、W.B.Yeatsの『鷹の井戸』が想起されます。
アイルランドの薄明の中に妖精を見た(筈の)イェイツは、幽玄の世界たる日本の能に関心を覚えていた由。その関心の表れが、能の世界を下敷きにした(と言われる)この『鷹の井戸』です。
脚本・演出に勤しむ諸兄姉は、機会あればご一読を。
岩波文庫にも入ってる筈。
その昔、ダブリンからやって来た乙女の姉君が来日、紹介されたそのお顔、何とS.ベケットの趣…、確かに「アイルランド顔」なのでした。
来日記念に進呈したのが、『鷹の井戸』だったのです。