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年度末恒例の本の整理だけれども、 今回は職場の机上内、ロッカーの 一切も総合整理で腰に相当な負担。 そんな日が続いたある朝、駐輪の 自転車を持ち上げて突然のグキリ! 嗚呼、これが魔女の一撃※かとの、 初めての体験。当日はまあ何とか 凌いだものの、翌朝はベッドから 起きられない。その昔ある先輩が 風呂場で発症、そのままの姿にて 病院行きとの話を想起、なるほど こういうことだったのかと納得し、 ベッドからずり落ちるようにして 膝まづき、息を整えて対策を考慮。 腰に負担を掛ける日々、素人頭で 温めればよいかと毎晩風呂読みの 長風呂だったのも炎症を広げたか。 アタタ、イタタ、と壁伝いに歩き、 何とかテーブルに付けば、一段落。 ま、病院に行くまでもないかとの 寒苦鳥。ゆっくり症状確認しつつ、 腰椎・筋肉各部位を案じてみれば クリティカルなものでは無い様子。 ただ、通常の歩行は全く困難状況、 勤務を要せぬ日々だったのが救い。 ダメージは仙骨付近を中心とする。 少しでも前傾すると痛みが走る故、 腰から上は常に垂直に保ち、腰を 少し落として摺り足で歩く。両手 軽く肘を張り前方に構えて、床に しゃがむには体を垂直に保ちつつ 立膝で着地、起立…、何だこれは、 まるで、能役者のようではないか。 本当は全く違うのだろうけれども、 暫くの間、この外見クラシカルな 所作にて症状に耐えたのであった。 かの「路上」編集長殿に別件挨拶、 ついでにこの有様をメールすれば、 腰痛の大御所たる彼曰く「貴君も 腰痛とは世界も平等なものだ」と、 あれこれ秘伝の療治法を伝授さる。 ただ歩行困難な時から自転車には 乗れたのが不思議だ。上半身垂直、 これさえ保てば大丈夫なのだから、 サドルに安座しているその前後を 能舞台のように振舞えばよいのだ。 ご老体の腰が何故あの様に曲がり、 杖を要するかが如実に了解できた。 スフィンクスの謎によればまさに、 夕暮れ時の三本足の生き物の様態。 日常当り前のことに支障が生じて 初めて分かることが、色々あった。 まず寝返りも腰を上げてするため、 これが出来ないのは全く辛かった。 それに前傾姿勢の洗顔も出来ない。 洗面台に片手をつき、一方の手で 水を掬って洗う。この時に、ふと 能の弱法師(よろぼし)を彷彿した。 盲目の眼から流れる涙をやや俯き 加減に片手の袖で受けるその所作、 舞台に本来無かったかもしれない その様子が見えたような気がした。 彼自身、肉眼で見えるはずもない 落梅の様子を、両袖広げ仰ぎ見て、 心の眼で確かに観たのだろうから。 その後、桜開花を耳にする頃から、 歩行困難な腰痛から普通の腰痛に 移りつつあるのは、やはり自然の 気の変遷と言えるのかも知れない。 脚はヨロヨロ弱法師、しばらくは 背筋を立てて、以前は続けていた 煩悩筋トレ(腹筋背筋腕立各36回) 計108回、いつの日かまた復帰を 目指そうかと思うも暫くは弱法師… ※ 魔女の一撃:俗に言うギックリ腰。 ドイツ語”HEXENSCHUSS”の訳と 言われるが、ヘックシュン!などと クシャミをしても響く大変な辛さ。 大きいクシャミからも(再)発する と思われる「ヘックセンシュス」、 「魔女(ヘクセ)の」と云うよりも もしかして、擬音語の駄洒落かも! 文字通り這々の体で受診した結果、 脊柱管狭窄症との由、高校同期の A君によれば、何度もやったよと。 何度も襲って来るのかと身構えた。
by algosj
| 2019-04-05 23:44
| 病・命・戦争
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