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山形県に「置賜(おきたま)」という地名があり、以前から その個性的なシラブルが気になっていた。 何となく“皇室から置き賜われたる”という語感もあった。 調べてみると、何と「ウキタム」というアイヌ語だという地元の説明。 だとすると、大和朝廷にまつろわぬ民の地に「置賜」の字を与えた その統治支配の力技がうかがえる気もする。 藤沢周平の作品の舞台もこの風土だったろうか…。 ①アイヌ語 >「u-ki-tomam」(“ウキタム”「広い、葦のはえている、谷」という意味) という説明があるので、一応書棚からバチェラーの「アイヌ・英・和辞典」を取り出して引いてみる。 u: "u"is sometimes used as suffix to nouns to indicate "place",... 「ウ」は名詞の接頭語として用いられ、「場所」を示す、…云々。 ki: a general name for rushes and reeds ヨシ又はアシの総称。 tomam(toman): a swamp. soft,boggy land. a quagmire. syn; yachi, nitat 低湿地、沼沢地、泥沼 「トマム」 の同義語として「ヤチ」「ニタット」という語が挙げてあるけども、 これは恐らく、「谷地」や「牟田」とも関連するのだろうか。 ともに、「じめじめした湿地」を意味する地名に由来するはずだ。 ただ、説明にあった「広い」という意味がバチェラーの辞書では見つからなかった。 ②日本書記 『日本書記』持統天皇の「三年春正月」の条に、 陸奥国優嗜曇郡(うきたむこほり)の城養の蝦夷脂利古男麻呂(しりこのおをまろ) と鐵折(かなをり)と髭髪を剔(そ)りて沙門(しゃもん)とならんことを請ふ」 前年には蝦夷の男女二百余人を飛鳥寺のもとに饗応し、官位を授け物を賜ふとある。
③吟醸酒「うきたむ」 ワイナリーでも著名な高畠町の酒米研究会栽培の「美山錦」による吟醸酒。 昨夕ネット注文したら、今日の晩酌に間に合った。 バチェラーの辞書やら古事記など広げたテーブルで頂く。 ラベルに「優嗜曇」の文字。 ウーム、何やら古代蝦夷地の香り…。
by algosj
| 2007-10-09 22:16
| 言葉・語学
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Comments(2)
Commented
by
聡子
at 2007-10-13 10:35
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バチェラーの「アイヌ・英・和辞典」。
ものすごく興味を引かれて、ネットで検索。 ああ、でも高価なのですね。 いつかきっと私も欲しいと思いました。 先生の本棚、とても興味があります。 花粉症30年、読んでいて私も肋骨が痛くなってきます。 私は刑事コロンボのマニアなのですが、 コロンボって、花粉症なんですよ。 米国ではあの当時から、認知されたものだったようです。
Commented
by
algosj at 2007-10-13 15:35
岩波版(1981)は¥23,000だったのですが、随分値上がりしたものですね。
でもネットで写真版が利用できますよ。無料です。 http://static.scribd.com/docs/7qyxi251yasev.swf?INITIAL_VIEW=width コロンボ刑事はだからハンカチ、クシャクシャだったのか…。 スリランカの知人の坊さんからいつでもゲストハウスに来てくれ と言われていたのですが、南国に行けば花粉症など縁がなくなる のかなァ…と思ってました。
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